香港旅行記

四九〇歳の游行

  平成30年12月1日から4日まで高校19回卒の7名で香港旅行に行ってきました。
【一日目】
~香港国際空港
あそこに女の人が「会津高校香港旅行会」の紙持って立ってるぞ
ミナサンコンニチハ。がいどノ“リン“デス。ハヤシトイウジデス。よろしく。
香港は暑いですね。
俺は汗っかきだから、これから大変だな。
ソレデハ、ばすデほてるマデゴアンナイシマス。コチラヘドウゾ。
~尖沙咀(チムサーチョイ)目の前が香港湾だね。このあたりが九龍で一番賑やかなところだそうだ。ところで、夕食は何時に予約していたっけ?
7時だけどまだ5時半だ。アノー7時から予約しているけど、早めに入れてくれませんか?
だめ、だめ。
おっ、あの人が何人だって聞いてるぞ。二階に行けばいいみたいだ。
取り敢えず座れたし、まずビールだな。ビールが来たけどグラスがないな。この小さな丼は何かな。
ありゃりゃ、丼にビールを注いでくれちゃったよ。
ちょっと待て。あっちの席じゃグラスでビール飲んでるぞ。
でも注がれちゃったし、まあいいか。乾杯しよう。
【二日目】
~中環(セントラル)
キョウハニチヨウデス。メイドサンタチノオヤスミノヒデス。
フィリピン辺りから出稼ぎに来てるんだな。 みんなで記念写真撮ろう。リンさん、シャッター押してください。
へー、「絆AIZU」。いつ作ったの。震災後に作ったんだよ。
【三日目】
~香港歴史博物館
古代から香港返還まで見て回って、結構くたびれたね。
一人足りないぞ。トイレまでは一緒にいたんだけど。
男子トイレの個室が二つあって一つがずっと使用中なんだよ。ひょっとして、中で倒れているとか。
いたよー。出口に。
トイレから出たところで、もう展示が終わりだと思って非常口から出てしまったんだってよ。
【四日目】
~尖沙咀(チムサーチョイ)
日本も暑いってよ。最高気温が25度だって!
旅行を企画してくれた遠藤通君に感謝です。その他の参加者は、小野彰君、平山信次君、國井勝俊君、横山新一君、湯田健一君、そして私、白井一男の合計7名。四九〇歳の珍道中でした。
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会高・会女19回卒 合同古希の会開催さる

 去る5月19日(土)正午から、会津若松ワシントンホテルで、両校の19回卒業生118名(会高70名(うち在京組25名)、会女48名)が参集し、お互いに古希を迎えたことを祝した。物故者へ黙祷を捧げ、亡き輩を偲び、会は始められた。両校の校歌をそれぞれ斉唱し、その後、発起人である戸川稔朗君から挨拶があった。平成25年7月に第一回の合同同期会を開催し、東京での開催を含め今回で四回目の合同同期会を開催できたことを共に喜びたいとのことであった。次に乾杯に移った。同期の林恵子さん(鶴乃江酒造杜氏)のお嬢さんゆりさんが丹精を込めて醸造した純米大吟醸「ゆり」(昨年11月のトランプ大統領歓迎晩餐会で供せられた。)の盃を一斉に干した。これだけでかなり気分が高揚するものである。  こののち懇談に移り、各所で懐旧談や、お互いの現状を語り合い大いに盛り上がった。何せ、卒業以来、52年ぶりの再会がいくつも出現し、顔を見合っては名札でお互いを確認し、オーと声を上げ、握手するというような光景が繰り広げられた。時間が経つのも早いもの、名残惜しみつつ、中都地区同窓会幹事長林誠三郎君の中締めで会を閉じた。いつの間にか、古希である。実感がない。馬齢を重ねしのみか。これが偽らざる心境である。70歳は、まだまだ若い、しかし、確実に老いは迫っている。さてと、次の再会はあるのか、ないのか。それまで諸君どう生きようか。最後に、この会を準備し、多数の人を集め、楽しく運営していただいた地元事務局の方々に感謝申し上げ、筆を置くこととする。
(廣田 潔)