d0321668_14373756 人は誰でもこの世に生を受けたからには幸福を願い「よりよく生きたい」と充実の人生を望んでいるものと思う。しかし人生思うようにはいかず悩みを抱えている人も多い。そこで充実した人生を生きるためのヒントとして私見を述べてみたい。
 まず目標の設定である。夢を描けば人生が楽しくなる。こうなりたいという強い願望を持ちそれに挑戦する人生が充実した人生につながる。夢、目標があればそれを実現するために自分を鍛え上げていくものである。大事なのは「求める強い思い」である。それがないと毎日を怠惰に過ごしやすく、張りの無い人生となってしまう。強い願望は必ず実現するといわれる。また漠然とした目標では達成しにくい。具体的で明確な目標設定をしそれを書き出す事がポイントである。書かれざるものは実現しないという。そして目標を定めたら弱気になってはいけない、自分はこれを必ず実現できるという強い信念を持ち途中で挫折することなく継続する事が肝要である。加えて到達目標に対する実行計画を綿密に作成する。さらに良き協力者が存在すれば達成確率は飛躍的にアップする。
 次に、自己啓発の推進である。川島廣守前会長が「人間は学び続ける存在である」と口癖のようにおっしゃっていたが、人間幾つになっても学ぶ意欲があれば限りなく成長し充実した人生を生きることが出来るものと確信している。学びに終わりはない。学びの基本は、何からでも学ぶという貪欲な心であり「吾以外皆吾師」と心に銘記すべきである。まずは人(師匠・先輩・友人)であり自分のメンターとして慕い仰ぐ人が多ければ多いほど成長できる。人生は出逢いである。出逢いを大切にしたい。哲学者森信三先生の言葉に「人間は一生のうち会うべき人には必ず会える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」がある。ご縁を感謝しその縁を育てていくことが肝要である。また現実に会える人に限らない、本を読むことで多くの師として仰ぐ人物に巡り合えるものである。ことを成した人の伝記には「いい師に出会う」場面が沢山出てくるものである。読書は自己啓発の最大の手法と言ってもよい。読書によって人間形成を果たした人は限りなく多い。特に歴史に残る偉人の生涯をたどる時「如何に生きるべきか」の示唆を与えてくれる。その他通信教育、研修会、講習会への参加、資格試験への挑戦等その気になれば学ぶチャンスは多種多様に存在する。テレビを観ても然りである。
 次に、人間関係の構築である。生きるということは、人間関係にどう対応するかという事でもある。人間は一人ひとり顔かたちが違うように考え方も違っている。多種多彩な人間が、関わりあって生きている社会において、スムースな人間関係がどうしても必要であろう。
 
また、人間関係ははじめから良好な関係があるわけではない,自分が正しければ何の努力もなしに人間関係がうまくいくと思っている人がいるがそれは甘すぎる。積極的に良くしようと努力しなければ好転しないと認識すべきである。
 
さらに、人は誰でも他人から好かれたいと願っている、嫌われたいと思っている人はいないと思う。そこで人間関係構築のポイント、人に好かれるコツにはどんな事があるだろうか。
 ①常に明るい雰囲気を心掛ける。
 ②相手に対する温かい関心を示す。
 ③話をよく聞いてあげる。
 ④相手の良い点を褒めてあげる。
 ⑤心の寛さと気配り等がある。
極力実行を心掛けているが十分ではないので反省している
 最後に、常に肯定的に楽天的に考える習慣を持つ事を提唱したい。与えられた困難を災難と受け取るか試練と受けとるかでそれ以後の人生の展開が大きく変わってくることになる。皆様 同窓会活動も陽転思考でいきましょう。