「母校への愛着や思い出 分かち合える場に!」

 4月20日(日)、桜が散り、樹々が春風に香る、不忍池畔の「上野精養軒」で開催されました。今年は、昨年を40名も上回る200名余の出席があり、大変盛況でありました。特に59歳以下(高26回以降)の働き盛り年代と学生会員の出席者の伸びが特徴的でした。
 第Ⅰ部の総会では、物故者への黙祷、中学・高校の校歌斉唱した後、石田桂久会長(高10回)挨拶、箱崎二三彦母校校長の挨拶に続き、議事に入り、大越康弘副会長(高13回)を議長に選出、平成25年度会務報告と会計報告・監査報告、会則改正が行われ、次いで昨年辞任された本名正二幹事長(高16回)の後任に、小野彰副幹事長(高19回)を、その補充に菅家敏之(高22回)、また昨年急逝された越尾修副幹事長(高23回)の後任に鈴木謙常任幹事(高28回)の2名を副幹事長に選出。続いて提案された、平成26年度事業計画並びに予算案(別掲参照)も、満場の拍手を持って承認されました。
 第Ⅱ部の会員スピーチは、「近代日本海運を支えた山国・会津の船乗りたち」と題して平山誠一氏(高14回)が講演(写真右)。f0220311_10453159三菱商船学校(現東京海洋大学)の一期生に旧会津藩士が在籍していた事、会津出身者に高級船員が多かったのは、戊辰後の斗南藩に、海運業を興して藩を立てるといった戦略的な狙いがあったからではないかと、大いに興味を持たれたとの事。現代においても、強い海洋国家を、郷里の若者に目指せと話されたのが印象的でした。
 第Ⅲ部の懇親会は、来賓紹介、田辺賢行会津若松副市長(高20回)の祝辞後、新城猪之吉地元同窓会会長(高21回)のご発声で乾杯。同期同士はもちろん、先輩・後輩を囲んでの、いつもながらの歓談が会場一杯に広がりました。宴もたけなわの折、新社会人の畔越香之輔君(高62回)と現役大学生28人が檀上に上がり、胸を張った自己紹介は、溌剌とした雰囲気をもたらした(写真左)。f0220311_10454992
 その後、合唱部だったメンバーが綺麗なハーモニーを披露、会場が大いに盛り上がる中、学而会歌を元応援団長鈴木忠正(高15回)、凱旋歌を昨年度の応援団長小平達也(高66回)のリードで高らかに唄い、あちこちで「また来年」と再会を約し散会となりました。
 来年も同じく「上野精養軒」で、平成27年4月19日(日)11時から開催予定です。同じ会高の「DNA」をもち、普段、知り合いになれない人との縦の繋がりを大事にされている方に、お気軽に是非出席して頂きたい。幹事長 小野彰(高19回)